Daegu Gosan Public Library 国際設計コンペ応募案
テグ市立ゴサン図書館建設にあたって開催された国際コンペティションへの応募案です。
必要とされる空間は、図書館スペース、図書館以外のカルチャースペース、運用管理スペース、共用内部空間、共用外部空間の5つがあり、これらは各々が機能的に独立している必要がありますが、完全に分断してしまうと『新しい時代の図書館』に期待される偶発性や選択可能性を著しく弱めてしまうと思われました。そこで中央に共用内部のコアスペースを設け、他の4つのスペースを四重螺旋状にコアスペースに巻き付ける空間モデルを提案しました。それぞれのスペースが螺旋状に独立しつつも、他のスペースと同じフロアでつながるため、空間における偶発性と選択可能性を高めることができます。また、上下のフロアを螺旋状につなげるため、床面をHPシェル状に変形させることで、空間をなめらかに連続させています。