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作品一覧

のしろこども園

石川県小松市の中心部に程近いエリアに建つ幼保連携型認定こども園です。敷地や用途、規模、コスト等の条件から木造平屋の準耐火構造とし、耐久性向上のため勾配屋根を採用、軒の出を十分に確保する計画としました。
廊下のところどころに三叉路を設け、保育室との境界の多くをガラスの連続引戸とすることで、360度に広がりのある空間としています。また、この動線計画は考えられるさまざまな平面形式の中でも、動線距離が短い合理的な案となっています。
保育室のいくつかは四角形でなく、扇型状の多角形平面となっています。その折線上の屋根の隅梁を支持する柱を包含するように、保育室内に斜めの壁柱を設けています。この斜め壁が廊下と保育室の直接的な関係に緩衝し、森の中にいるような迷路性のある空間が生まれています。
一部の保育室内の斜め壁と廊下の壁の間の隙間にジャングルジムなどの遊具を設置し、そこからネット遊具へと上がることができるようにしています。秋冬に天候の恵まれないことが多い北陸の地にあって、外で遊べない日にも室内で身体を動かし、空間を断面的に体感する行為を通して、子どもたちの五感に働きかけるような多様な空間体験の創造を図っています。
外観においては、棟の高さを一定とし、軒の高さも場所によって揃えながらつなげた切妻屋根の連続体となっており、近隣の住宅と同じようなスケール感を生み出しています。

CATEGORIES

NURSERY/KINDERGARTEN, OTHERS