松阪市新健康センター設計プロポーザル応募案

松阪市新健康センター公開設計競技において二次審査（最終6案）に選出された提案です。人と人との交流を促し、健康づくりの輪を広げる新しい健康センターとして、人の集まりやすい開かれた施設が求められました。敷地境界線に正対する4つの面に対し、22.5度回転した面でそれぞれの角部を隅切りした変形八角形の平面とすることで建物のボリュームを大幅に低減しています。また、隅切りによって生じた2つの直交グリッドを階に応じて使い分けることで、各階の間に吹抜けをつくり、交流を促進する空間構成を提案しています。外形の八角形と各階の床の形状に応じて大きな門型フレームを立て、主要な構造体としています。門型フレームが内外に連続することで空間に奥行きが生まれ、いろいろな方向に対してウェルカムゲートのように人々を迎え入れる、正面性がなく、親しみやすい開放的な建物の実現を目指しました。